赤ちゃんの飛行機はいつから?絶対泣かないフライトのための8つのコツ
楽しみにしている旅行だったり、里帰り出産の帰りだったり、
小さな子供を連れての飛行機は、楽しみだけど心配事も尽きないはず。
私も子供を連れて初めてのフライトの時にはワクワクより、
ドキドキとソワソワでいっぱいでした。
自分の身だけだった頃は、いかにフライトの時間を楽しくのんびりと過ごすか、
それだけを考えて快適に過ごしていたのに・・・。
私は娘が生後3ヶ月の頃から1歳半になる今までに、数十回と一緒に飛行機に乗ってきました。
ですが、今までに飛行機の中でグズられたり泣かれて困ったことは1度もありません。
そもそも赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるの?
そして、そんな私の赤ちゃんと飛行機に快適に乗るために私が実践してきて、
ママにはぜひ知っていて欲しいと願うポイントを全てお話します。
Contents
赤ちゃんはいつから飛行機に乗れるの?
ANA・JALでは国内線・国際線共に生後8日から搭乗可能とされています。
(他、航空会社により規定が異なりますのでご注意ください。)
ですが実際のところ、赤ちゃんはこの世界の空気に触れてまだ8日。
身体の機能のほとんどが完成して生まれてきたとはいえ、やっぱり大人に比べたらまだまだ未熟です。
月齢の低い赤ちゃんの抵抗力は弱く、感染症なども含め、健康状態が心配です。
お母さんの体も、大変なお産を終えたばかりで、しっかりと休養が必要な時期。
それも含め、最低でも生後1ヶ月くらいは飛行機は控えた方がいいでしょう。
また、心配なのが気圧の変化。
赤ちゃんが体験したことのない気圧の変化に、赤ちゃんの体がついて行けないこともあります。
特に耳。
機内での赤ちゃんの耳抜きは必須です!!!
耳抜き対策は必須!
大人でも気圧の変化で耳に違和感を感じることが多くあり、耳抜きをすることでその症状を緩和させていると思います。
赤ちゃんも同じで、耳抜きが必要です。
これが1番大事!
・授乳をする(母乳・ミルク)
・食べ物・飲み物を飲み込む
・おしゃぶりをくわえる
・アメやラムネを舐める
・子供用の耳栓を使う など
事前からしっかりと準備をして、フライトに備えるようにしてください。
耳抜きの仕方もまとめているので、フライト前にはぜひチェックしてくださいね。
周囲への気配りを忘れずに
機内には様々なお客様が同乗しています。
お仕事のため忙しい中乗っている人、機内でも忙しそうにパソコンを開いていますよね。
何ヶ月も前から計画を立てて、ずーっと楽しみにしていた旅行に出かける人もいます。
里帰り出産の帰りか、同じように小さな赤ちゃんを連れてそわそわしているママも見かけます。
そんなたくさんの方のためにも、ママの周囲への配慮は忘れないでください。
赤ちゃんとのフライトにママ自身も不安を抱え、それどころではないという気持ちもよーくわかります。
ですが、そのママの気配りと心の余裕が、フライトの快適さを左右することもあります。
私は搭乗した際、前後左右の方に、必ず一言添えるようにしています。
「子供が一緒です。騒いだりしたらすみません。」
こんな些細な一言ですが、空気は一気に変わります。
考えてみてください。
たった一言でも挨拶を交わした後の相手との距離と、
すぐ腕が触れそうな距離に居るのに、無言で耐え抜かなければならない数時間。
何事もなければそれもありですよね。
ですが、赤ちゃんや子供が一緒となるとそうはいきません。
もし何かあったときや、子供がちょっと手を伸ばしてしまったり、グズってしまったり。
内心はわかりませんが、
私は今まで数十回のフライトの中で、少なくとも嫌な顔をされたことは一度だってありません。
むしろ、逆に子供と遊んでくれたり、こちらがお土産をいただいたりするほどでした!
きっとその一言が、ママを助けてくれるはずです♡
飛行機会社のサービスを最大限に利用する
航空会社によって、とても便利なサービスがたくさんあります。
どこの航空会社にするか悩んだら、予約前にサービスも確認しておくのもいいですね。
例えば、JAL国内線
プラス1,000円で”Jクラス”という広いシートが利用できるサービスがあります。
後方席は赤ちゃん連れの方用の優先席となっているので、とっても便利!
例えば、ANA国内線
2歳以下の子供連れや妊婦さんを対象に、事前改札サービスが利用可能です。
通常の搭乗時刻より少し早く機内に案内していただけるため、周囲を気にせずに落ち着いて荷物の整理などが出来ますね。
JAL・ANA共に、機内でおもちゃのプレゼントがあったり、絵本の貸し出しなどのサービスもあるので、赤ちゃんの機嫌に合わせて乗務員の方に声をかけてみるのもありですね!
また、ドリンクサービス以外の時間でも、子供用にドリンクを用意してくれたり、ママがトイレに行く時には赤ちゃんを抱っこしていてくれたりします。
もちろん、ミルクのお手伝いもしてくれますよ。(ミルクは持参)
飛行機の座席を事前に予約する
航空券またはツアーを予約する際、セットで飛行機の座席指定も確認しましょう。
機内で快適に過ごすために、事前の座席指定は必ずするべきポイントです!
だけど、赤ちゃんと一緒の場合、どの席がいいの?
月齢や赤ちゃんの性格にも違いがあると思うので、私の体験を元にご紹介しますね。
窓側の座席
◯授乳が必要な赤ちゃん連れ
1時間前後の短いフライト時間
日常では目にすることの出来ない空の景色は子供にはとても楽しいものです。
窓からの景色を見せてあげたい!ということで窓側の席を選ぶ方も多いでしょう。
授乳の時には、通路側に比べて周りを気にすることなく授乳が可能です。
そして、環境に慣れない赤ちゃんにとって、ママ以外視界に入るものも少ないので、比較的安心するのではないでしょか?
ですが、離席しずらいというのが難点。
座席が狭く、通路側の方に一度座席から立ち上がってもらわなければ席を立つことはできません。
近距離の場合には便利ですが、2時間以上のフライトとなると私はあまりおすすめできません。
通路側の座席
◯元気なお子様連れの方
立ってあやす必要があると思われる方
搭乗時間が2時間以上のフライト
通路側の何よりのメリットは、すぐに席を立ち上がることが出来ることですね!
ちょっとグズってしまった場合にも、不思議なことに座ってあやすのと立ち上がるのでは大違い。
トイレに立つ場合、あやすためにサッと立ち上がりたい方にはこちらがおすすめ。
1歳を過ぎて、ママの膝から降りたがったり、動きたがる元気なお子様が一緒の場合にも通路側の方が便利ですね。
機内後方の座席
◯あまり人目を気にしたくない方
立ち上がることが予想される方
私が最も多く利用するのはこちらの機内後方にある座席です。(窓際・通路側どちらも)
後方ということもあり、人の行き来や人目が少なく、子供の気も散らないのでとても過ごしやすいです。
後方のトイレではおむつ交換が可能な場合が多く、子供を連れてよく利用します。
(機内全てのトイレにおむつ交換台が設置されているわけではありません。)
また、トイレ前が広くフリースペースとなっている場合が多いです。
そのため、あきた子供を歩かせたり、あやしたりするために立ち上がるのにも便利です。
常に乗務員の方も作業をしているので、声もかけやすいです。
大きなモニター前の座席
◯授乳の必要がなく、おもちゃなどの手荷物も少なくて済む子供連れの方
大きなモニターの前の席は、前に座席がないので足元が他の座席に比べてちょっと広い作りになっています。
子供が前のシートを蹴ったり、前の座席を気にすることがないですし、子供を足元で立たせたりすることもできるので楽ですね。
ですが、難点も。
機内での手荷物は、上の荷物入れに入れるか、もしくは前の座席の下に入れることになっています。
そのため、前に座席がないため、手荷物を足元に置いておくことができません。
子供と一緒のフライトとなると、手荷物の量は想像以上に多くなります。
私もこちらの席、一度利用しましたが、座席の上は隅から隅まで子供の荷物がバラバラと・・・
バッグを膝の上に置いておくことも離着陸時は許されないので、私にはとっても不便でした。
それからこの席は利用していませんね。
飛行機に乗る前に、子供を疲れさせる
やっぱり赤ちゃんは機内で寝てくれるのが1番楽です!
寝てくれないとしても「たくさん遊んで疲れたから、ゆっくりしたいよー。」という状態になっていて欲しいもの。
そのためにも、なるべくお昼寝の時間に合うフライト時間を選んだり、直前に寝せないなどの工夫をしましょう。
また、空港には大きいものから小さいスペースのものまで、キッズスペースが設置されていることが多いです。
そこで、たくさん遊ばせてから飛行機に乗るようにするといいですね。
空港によっては、来場記念スタンプが設置されていたり、子供の目を引くものもたくさんあります。
上手に利用するようにしましょう。
機内で必要となる荷物をしっかりと用意する
実際に授乳期の赤ちゃんを連れてのフライトで、機内に持ち込むと便利な赤ちゃんグッズは以下の通りでした。
・おむつとおしりふき(フライト時間によって余裕を持って)
・ウェットティッシュ
・母乳:授乳ケープ
・ミルク:ミルクセット(粉ミルクと哺乳瓶)
・赤ちゃん用のおやつ
・お気に入りのおもちゃ・絵本(音が出ないもの)
・お気に入りの動画入りスマートフォン・タブレット
・汚れたものやゴミを入れる袋
・着替え1セット(海外などのフライト時間が長い場合は2セット)
・抱っこ紐(離着陸時や機内であやす時には必須!寝てしまった時も、座席で抱っこ紐にいれているととっても楽です)
全て揃えると結構な量で、たとえキャリーケースが小さいからと言って、自分の荷物も機内持ち込み!なんてありえないほどの量になってしまいます。
それぞれのライフスタイルに合わせて、必要なものを選んでくださいね!
そして、離着陸時やフライト中でも、揺れが激しくシートベルトサインが点灯している間は、上の荷物収納から荷物の出し入れはできません。
また、座席によっては隣の席の人に立ち上がってもらわなければ荷物を出し入れすることができません。
機内に持ち込む前に荷物は2つのバッグに分けておくことをおすすめします。
機内ですぐに必要になるものは足元に置いておく用のバッグにセット!
使用を急がないものは頭の上の荷物収納用のバッグにセット!
これ必須です!!!
ミルクベビーをお連れのママへ
機内でも調乳のお手伝いはしていただけます。
しかし、熱湯から流水で冷ます基本的な作り方をするため、時間がかかります。
また、育児に慣れた乗務員さんばかりではないので、残念ながら基本的に手際はあまりよくないです。
赤ちゃんがお腹を空かせて泣き出したから、さてミルク!
となっても、出来上がるまでに時間がかかるため、結局結構な時間赤ちゃんの鳴き声が機内に響き渡ることになります。
実際に、ミルク待ちで泣き止まない赤ちゃん、見かけますねー。
同じママとしては「ママも赤ちゃんもかわいそうだなー。大変だなー。」と思う反面、もっと準備したらいいのに・・・と感じているのも事実。
正直、迷惑そうにしている周囲の方、そりゃたくさんいますよね。
そんな時は先手を打ちましょう!!!
私は離着陸時の耳抜きを兼ねて授乳の時間に当てることが多いので、その時間帯は乗務員の方もとっても忙しそうにしていて、個人的な用事を頼みにくい・・・
なので、私は水筒にお湯と調乳用にペットボトルのお水を持ち込んでいます。
そうです。
機内でのミルクも自分で調乳しています。
調乳待ちで大変そうなママの姿を見ているので、私自身は乗務員さんに調乳を頼んだことはありません。
国内線はさほど厳しくありませんが、国際線となると保安検査場で水分の制限がありますよね。
そんな場合は、保安検査場を抜けてから、授乳室でちょっと熱めにミルクを作って、離陸に合わせて冷めるように用意してきます。
お水も搭乗前に売店で購入したり。
ちなみに、市販のお水も、”軟水”であれば調乳に使えますし、赤ちゃんが口にしても問題ありません。
病院の先生からは、コンビニなど比較的手に入りやすいお水の中では”南アルプスの天然水”がおすすめだと聞きました。
あ。
使った哺乳瓶は、消毒まではお願いできませんが、乗務員さんの手が空いていそうな時間帯を選んで簡単に洗ってもらえるので、そこはお願いすることもありますよ!
予定より、ずっと早めに空港に到着する
赤ちゃんを連れていると、独身時代のように、ひとりでのフライトでは予想もできないようなハプニングが起きることが多々あります!
私もたくさんありました。
搭乗口で、いざ登場!という時にうんち・・・なんて日常茶飯事。
しまいにはうんち漏れで全身お着替え・・・ガーン
なんてこともあったなー。
ママが焦っていると子供にも自然と伝わるようで、子供の機嫌も悪くなってしまう気がします。
いざというとき慌てないためにも、空港には十分すぎるくらい早めに着いて、余裕を持って待てるようにしましょう。
まとめ
最後に、一番気を付けてほしいこと。
それは、ママの態度です。
周囲にはずっと前から楽しみにしていた旅行で飛行機に乗る人、
忙しい中お仕事で飛行機に乗る人もいます。
「赤ちゃんは泣いてしまうものだから仕方ないでしょ!」とママが当たり前のような態度でいることだけは避けましょう。
そこに同乗している人達それぞれに、機内で予定している過ごし方があります。
ですが、多少なりともそれを妨げることになってしまいます。
飛行機でも周囲への気配りを忘れないことがとっても大切です。
大人としてのマナーをあなたが守れば、今膝の上にいる子がいずれ大きくなったとき、
きっとママやパパの真似をしてくれて、とっても素敵なフライトになるはずです。
赤ちゃんと一緒に、素敵で快適な空の旅を楽しんでくださいね!