産婦人科・産院の選び方!絶対に失敗しない方法!【チェックリスト】
出産は、一生のうちに何度も経験できるものではありません。
そのため、「記念になるような人気の病院でお産がしたい!」というママも多いようです。
ですが、病院・産婦人科・産院といっても、
それぞれの病院にそれぞれの魅力があります。
産婦人科選びを施設別に徹底分析!特徴・デメリット6パターンまとめ
妊婦健診から産後の健診まで、ながーくお世話になるからこそ、
自分のライフスタイルに合った病院を広い視野で選ぶようにしたいですね。
そこで今回は、「リサーチ術」から「病産院選びのポイント」を徹底的にチェックしましょう!
おまけの病産院選び【チェックリスト】を使えば、これで病産院選びは完璧☆
Contents
基本の病産院リサーチ術
ネット検索:誰でもどこでも手軽に情報Get!
大まかな情報を集めるのにやっぱり便利なのはネット検索。
最近ではホームページが充実している病院も多いので、
気になる病院はとりあえずネットで検索してみるといいでしょう。
クチコミ:先輩ママのリアルな声が聞ける
信頼度の高いクチコミサイトなら、先輩ママの声がたくさん集まっているはず☆
身近にいる先輩ママに直接聞いてみるのも、
質問しやすくリアルな声も聞けていいでしょう。
電話で問い合わせ:スタッフの雰囲気もまとめてチェック
ホームページやネット検索ではわからない細かいことまで詳しく教えてもらえるメリット!
婦人科や妊婦健診の受け入れがあっても、
産科やお産の受け入れをしていない病院も増えてきているようです。
気になる病院があったら、ぜひ電話で問い合わせてみましょう。
電話の対応で、病院やスタッフの雰囲気までまとめてチェックしちゃいましょう。
見学:実際に見てみるのが一番!
ホームページやクチコミ情報からある程度の雰囲気はわかりますが、
実際に見てみるとまた印象はかわるものです。
しかし、見学には予約が必要になることもあるので、
事前に確認するようにしましょう。
Step1 場所:距離から目星をつける
妊婦健診は2週〜4週に1回、臨月が近くなると週に1回通院することになります。
また、トラブルがあれば、妊娠初期から頻繁に通う必要が出てくる場合も視野に入れ、
大きなお腹で往復しても負担になりにくい距離!
車で1時間、電車で30分以内で通える病院を選ぶようにしましょう。
お腹が大きくなるにつれて、ママの体調や1人での通院を心配して、
付き添いが必要になってくる病産院もあります。
事前に確認しておくといいですね。
場所
□ 自宅から近い
□ 車で1時間、電車で30分圏内
□ 救急時に搬送される病院が近い
Step2 お産の方法:お産のスタイルで選ぶ
病院の方針によって、お産のスタイルは様々です。
大きな病院では自然分娩に限られるところも多いようなので、
自然分娩以外の選択肢で考えているなら、個人産院や助産院がおすすめです。
最近では出産ビデオを撮りたいという方も増えていますね。
立ち合い出産に関しても、衛生面から立ち合いNGというところから、
何人でも立ち会えるというスタイルまでありますし、
立ち会うために「パパの母親学級への参加が条件!」のように、条件次第でOKな病院もあります。
お産のスタイルはパパや家族と相談し、
病院には事前に問い合わせて確認しておくといいでしょう。
お産のスタイル
□ 立ち合い出産ができる
□ 分娩方法を選べる
(自然分娩・無痛分娩・水中出産・計画分娩・フリースタイル分娩 など)
□ カンガルーケア(生まれたばかりの赤ちゃんを抱くことができる、肌を触れ合わせる育児法)ができる
Step3 ママのリスク:トラブル対応力は大きな病院が安心
持病・多胎妊娠(双子以上)・高齢出産(35歳以上の出産)など、
出産においてリスクが高いとされるママ。
また、出産時のトラブルへの対応力で選ぶなら総合病院や大学病院がおすすめです。
総合病院や大学病院は、個人病院やクリニックからの救急時の搬送先にもなっているように、
対応力をではやっぱりずば抜けています!
私も実際に2人目の出産は個人病院で行いましたが、
お産の数時間後に赤ちゃんに問題が見つかり、
赤ちゃんだけが提携している総合病院に救急車で救急搬送・・・
結局生まればかりの赤ちゃんと離れての数日間。
その後は搬送先のNICUに通う日々となるわけです。
ママのリスク
□ 持病がある
□ 多胎妊娠(双子以上)
□ 高齢出産(35歳以上の出産)
Step4 設備:病院生活を快適に過ごしたい
入院生活は1週間前後。
通常・正常分娩、帝王切開などによって、入院期間は多少前後します。
すっごく大変だけど、すっごく幸せなお産の時間を終えてママの疲れはピーク・・・
なのに、赤ちゃんのお世話など、たくさんの事を学ぶ1週間となります。
母子同室には、入院中から赤ちゃんはママと同じ病室で過ごすため、
退院後には育児がスムーズに行えるというメリットがあります。
母子別室であれば、授乳時間はママと過ごすことになりますが、
それ以外の大半の時間を新生児室で過ごすため、
産後のママの身体をゆっくりと休めてあげることができるというメリットがあります。
また、赤ちゃんとの面会も、衛生面からパパと祖父母のみというところもあれば、
来客誰でも自由に面会可能というところまで病院の方針によって様々です。
一生に何度もない貴重な時間をどう過ごしたいか?
病産院選びにはとっても大切な選択肢になります。
設備
□ 個室・相部屋
□ 母子同室・母子別室
□ 産後、家族の宿泊が可能か
□ 来客と赤ちゃんとの面会が可能か
□ NICU(新生児集中治療室)がある
□ LDR(陣痛室・分娩室・回復室が一体となった個室)がある
Step5 スタッフ・ケア:実は満足度を大きく左右する
実は、先輩ママのクチコミや満足度を見ていると、
大きなポイントとなっているのが「スタッフの対応」でした!
どんなに高度な設備があっても、お部屋が綺麗で料理が美味しくても、
やっぱりスタッフの対応次第でママが感じる評価は大きく変わります。
電話対応から働く雰囲気まで、しっかりとチェックしちゃいましょう。
スタッフ・ケア
□ スタッフの対応がいい
□ 妊婦健診から産後の健診まで、担当の医師が同じ
□ 母乳育児をすすめている
□ 小児科との連携が取れている
Step6 料金制度:費用は予算以内に抑えたい?
分娩・出産費用から出産育児一時金(42万円)を差し引いた額が、
産院に支払う金額になります。
受けるサービス内容によって、追加料金が発生する場合があります。
私は個人病院・総合病院共に利用しましたが、
一般的に大きな総合病院・大学病院に比べて、
個人病院は料金設定が高いように感じます。
しかし、金額によって、お産時に受ける医学的な処置に差が出ることはありません!
総合病院に比べて個人病院の方が割高になるのは、
お料理やママへのサービス料がプラスされているとお考えください。
大部屋で母子同室の場合は追加料金なし。
個室の場合「シャワー・トイレなし:1日3,500円」「トイレ・シャワー付き:1日8,000円」のように、金額が指定されていることが多いですね。
また、受診した日時によって追加料金がかかる場合もありますが、
大きな追加料金となるのはやっぱり「個室」の選択でしょう。
また、出産一育児一時金の直接支払制度が対応していない場合、
退院時に全額自分で支払う(42万円+追加料金)必要があるため、
対応の有無も確認しておくようにしましょう!
料金制度
□ 分娩費用・入院費用と出産育児一時金(42万円)との差額をチェック
□ 割増料金(時間外・深夜・休日 など)
□ 出産育児一時金の直接支払制度の導入
Step7 その他:自分と病産院の方針は合いますか?
妊婦健診からお産での1週間の入院生活、産後の健診までながーくお世話になることになります。
一般的な2Dのエコー写真だけでなく、3D(立体画像)・4D(動画)を見たい!
という希望や、母親学級・マタニティビクス・産後のマッサージまで、病院のスタイルは様々です。
ママのバースプラン(出産計画)にできるだけ近い病院を選べるといいですよね♡
その他
□ 超音波写真に3D(立体画像)・4D(動画)がある
□ 母親学級・両親学級を行っている
□ マタニティビクスやマタニティヨガなど、マタニティエクササイズのクラスを開講している
□ 産後、マッサージなどのリラクゼーションサービスがある
□ 料理の評判がいい
Step8 いそがしいママ:健診スケジュールも立てやすい!
産休に入るまでお仕事をしているママが多いため、
時間の使い方もとても大切な選択肢となってきます。
仕事が忙しすぎて、初診が妊娠6ヶ月・・・
なんていう強いママもいるようです。
そんな忙しいママにとって、休日も診察をしていたり、
「予約時間〇時15分」のように細かい予約システムがあると助かりますね。
大きな病院では待ち時間1時間~2時間なんてことも少なくないと聞きますし、
実際私もひどいつわりの時期に1時間以上の待ち時間にはすごく大変だった記憶があります・・・
病院のクチコミや、電話での問い合わせでも確認できることが多いので、
時間も視野に入れて選択できると安心ですね。
いそがしいママ必須
□ 土日の診察を行っている
□ 細かい予約システムがある
□ 待ち時間の長さ
Step9 転院:里帰りママ必須!
里帰り出産を考えているママは必ず必要な項目になりますし、
妊婦健診に通ううちに「自分のスタイルに合わないのかも」と感じてしまうこともあるでしょう。
そんな時は、転院も視野に入れて考えてみてはいかがでしょうか。
何よりママの心と身体がリラックスして安心した状態で、
お産を迎えて欲しいと思います。
そのためには、不満や不安を抱えながら通院を続けることは、あまりおすすめできません。
さて転院を!と思っても、人気の病院では分娩の予約が取りにくい場合もあります。
地域のママを優先している産院も多いため、
転院・里帰り出産を決めたら、早めにリサーチを開始しましょう!
また、転院先を決めたあとにも、
スムーズに里帰り出産を行うためにやっておきたい事があります!
事前にしっかりとチェックしておきましょう。
転院・里帰り出産ママ【やることリスト】
□ 産院を確保する
安定期に入ったら、早いうちに転院先の病院を決めましょう。
必ず受け入れが可能とは限らないので、いくつかの候補を用意しておきましょう。
□ 里帰り出産の意思を伝え、紹介状をGet!する
転院するには、必ず紹介状が必要になります。
里帰り出産を決めたら、早めにその意思を伝えるようにしましょう。
必要な書類(紹介状など)を用意してくれると共に、
転院先の病院へ妊娠経過を伝えてくれるため、
転院先での再検査の必要もなく、スムーズに転院ができます。
□ 転院先の病院を受診する
お産が近くなってからスムーズに転院ができるように、
事前に転院先の病院を受診しておきましょう。
病院やスタッフの雰囲気もわかり、安心して転院することができます。
□ 里帰り先の健診費用(助成金の制度)について調べる
里帰り出産の場合、里帰り先では自費で負担し、後日自分の住んでいる自治体に申請をして返還してもらうというケースが多いようです。
妊婦健診の費用に関する助成金の制度は、
自治体によって異なる場合があるので、事前に確認しておくと安心ですね。
□ 転院の時期を決める
妊娠9ヶ月ころと言われていますが、
転院の準備など慌ただしい日が続いたり慣れない環境に、
赤ちゃんが早く産まれてしまうことも考えられます。
そのため、遅くも34週~35週を目安に転院の時期を決めましょう。
また、転院前・転院後、どちらの病院でも準備が必要になるため、転院時期を早めに決めておくことをおすすめします。
□ 里帰り先への移動手段を考える
長時間の移動は、大きなお腹を抱えたママにはとっても負担がかかります。
飛行機を利用する場合には、妊娠週数や利用する飛行機会社によって、
医師の同意書が必要になることがあります。
いずれの場合にも、余裕をもったスケジューリングを心がけましょう。
まとめ
なんとなく自分のお産のイメージができてきましたか?
病産院選びの基本は【安全なお産ができる】こと!
そこにママの希望するバースプランを合わせた、お産環境を見つけられるといいですね♡
最近では、分娩を取り扱う施設が少なくなる傾向にあるようで、
なかなか思ったように産院の希望が通らないという声もよく聞きます。
妊娠がわかってからの初診の目安は、
エコーで胎嚢が確認できる妊娠5週から、早ければ赤ちゃんの心拍が確認できるようになる6週くらいを目安に受診したいですね。
そのためにも、妊娠がわかったらまず病産院選び!
お産には、ママの体力だけでなく、精神的な要素もとても大きいものです。
信頼できるスタッフに囲まれた病産院で、
みんなが安心して前向きにお産に励めることを願っています♡
★プリントできる【チェックリスト】も、ぜひ活用してください☆