離乳食の進め方!絶対に食べてはいけない食材と基本のルール!
さて、離乳食のスタートです!
赤ちゃんが初めておっぱい以外のものを口にするとき、ママはどきどきですよね。
今までおっぱいやミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんが食べ物を口にする時、
「本当に食べて大丈夫かな?」と不安を感じることも多いでしょう。
そんなママと赤ちゃんの安全のために、
絶対に食べてはいけない食材と離乳食を進めるにあたっての基本ルールをご紹介します。
これだけは絶対覚えておいて!
小さな赤ちゃんに絶対に食べさせてはいけないもとその理由!
Contents
絶対に食べさせてはいけないもの
赤ちゃんに絶対に食べさせてはいけないものはこれからご紹介する3つです。
・はちみつ
・生もの
・のどに詰まる形、質感のもの
はちみつ
”はちみつ”は1歳未満の赤ちゃんには絶対に食べさせてはいけません。
はちみつにはボツリヌス菌という毒素を出す菌がが含まれています。
赤ちゃんの腸には、このボツリヌス菌が出す毒素を分解する力がありません。
1歳未満の赤ちゃんがボツリヌス菌を食べてしまうと、最悪死亡するケースまでありあます。
実際にはちみつを食べさせてしまい、赤ちゃんが死亡してしまった痛ましい事故がありました。
絶対に食べさせないように注意してください。
黒糖や黒砂糖にもボツリヌス菌がふくまれている可能性があるといわれています。
黒糖や黒砂糖も、月齢が低いうちは避けたほうが安心ですね。
生もの
”生もの”とは、火を通さない刺身や肉のことです。
赤ちゃんが口にするものには、はじめのうちは基本的に全て熱を通すようにしましょう。
(フルーツなどはのぞきます。)
生ものには寄生虫や食中毒を引き起こす菌が含まれている危険性が非常に高いのです。
のどに詰まる形、質感のもの
”のどに詰まる形の食べ物”とは、ナッツ類や豆などの小さくて丸い形状のもの。
”のどに詰まりやすい質感の食べ物”とは、餅・のり・こんにゃくゼリーなど、噛み切ることの難しい食品のことです。
赤ちゃんは飲み込むことがまだ上手ではありません。
また、水分しか口にしたことのない赤ちゃんは、
口に入ってきた食材を、「噛む」ということすら理解できていません。
1歳になっても、まだほとんどの食材を丸呑み状態・・・という子供も少なくないでしょう。
のどに詰まりやすい食べ物や噛み切りにくい食べ物を食べて、窒息してしまうこともあります。
窒息死の危険を避けるために、このような食材は大きくなってから食べさせるようにしましょう。
赤ちゃんにいろいろなものを食べさせてあげたいというママの気持ちは大切ですが、
何よりも大切なのは赤ちゃんの安全です。
ママが「もしのどに詰まったらどうしよう?これ、ちょっと大きいかな?」と少しでも危険を感じるような食べ物は避けることが無難です。
パンなど、一見柔らかそうに感じる食材も、口の中で水分を含んでぎゅっとまとまってしまうと、飲み込む時には大きな固まりとなってしまいます。
どんな食材も、ちょっと小さすぎるかな?からスタートしてください。
絶対食べさせてはいけないものだけは必ず覚えておいてくださいね。
初めての食材を食べるときの基本ルール
離乳食が進むにつれて、新しい食材にチャレンジする日が増えてきます。
慣れてくると緊張感がなくなってしまいがちです。
しかし、新しい食材を試すときには、大切な基本のルールがあります。
・初めての食材は1種類ずつ
・スプーン1杯分だけ
・平日の午前中にチャレンジする
初めての食材は1種類ずつ
例えば、初めて卵を使う日に、初めてチーズも使用した離乳食を作ったとします。
この卵とチーズを使った離乳食を食べて、もしアレルギー反応がでたとき、
どちらの食材によってアレルギー反応が出たのかわからなくなってしまいます。
初めての食材を使うときは『1日に1種類ずつチャレンジする!』というルールを守りましょう!
スプーン1杯分だけ
ひとくち食べて、異常がなければ何回も食べさせてあげたくなります。
しかし、初めての食材はスプーン1杯分からスタートしてください。
ひとくち食べて何もなかったとしても、たくさん食べるとアレルギー反応がたくさん出てしまうことがあるからです。
大きなアレルギー反応が出るとアナフィラキシーショックというショック症状が起こって、死に至るケースもあります。
離乳食はたくさん食べたからえらい!というものではありません。
少量ずつ、焦らずに、ゆっくりと進めていきましょう。
離乳食は、新しい食材に慣れること、食べることの楽しさを教えていくことがそもそもの目的です。
平日の午前中にチャレンジする
どんなに注意していても、初めての食材を食べてアレルギー反応が出てしまうことがあります。
食べてみないとアレルギーがあるかどうかはわからないのです。
すぐに病院に受診することができるように平日の午前中に行うようにしましょう。
休日や夜間などの場合、アレルギー反応が出たとしても、すぐに病院に受診できない場合があります。
新しい食材にチャレンジするには、平日の午前中がママにも赤ちゃんにも安心の時間帯です。
実際のアナフィラキシーショック体験
娘は2歳8ヶ月にもなってから、スプーン一杯の初めての食材でアナフィラキシーショックを起こしています。
アナフィラキシーショックとは、通常のアレルギー反応を超え、血圧が低下し、意識状態の悪化が見られる状態をいい、死に至るケースもあります。
その時の写真がこちら。
この時にはとろろ(自然薯を自宅で下ろして、だし汁で薄めたもの)をスプーン1杯ほど食べました。
それまで、お好み焼きやたこ焼きなどに少量入っているとろろなどでアレルギー反応が出たことはありませんでした。
食品を口にして30〜40分ほどで全身(顔を中心に手足の指先まで)がむくみ始め、救急で病院へ。
4時間後くらいに発作を起こす可能性があると言われ、アレルギー反応に対応する注射の後、経過観察のため病院で過ごしました。
娘の場合、12時間後くらいが、むくみのピークだったと思います。
2歳を超えてからもアレルギー反応を起こす食材には出会います。
アレルギーが出やすいとされている食品は特に、初めての食材を口にする際は、常に気にかけてスタートさせてあげましょう。
注意したい食品
・卵(卵黄より卵白に注意)
・牛乳、乳製品
・小麦
・大豆
・そば
・えび、かに(甲殻類)
・やまいも
・魚
・たら
・ピーナッツ
・ごま
・キウイ
・ゼラチン など
まとめ
赤ちゃんが食べることができるものが増えていく離乳食は、楽しいものです。しかし、食べるという行為には危険が伴うことも事実です。
絶対に食べてはいけないものは
・はちみつ
・生もの
・のどに詰まりそうな形状、質感のもの
離乳食の基本ルール
・初めての食材は1種類ずつ
・スプーン1杯分だけ
・平日の午前中にチャレンジする
絶対に食べてはいけないものは避け、基本ルールを守って、
赤ちゃんと一緒にゆっくりと食べることを楽しんでいきましょうね。