子供がご飯を食べないイライラから解放される。心と体を育てるヒント!
「毎食こんなにしっかり用意してるのに、どうして食べてくれないの?」
そんなイライラに悩まされること、子育て中のパパとママならきっと経験ありますよね。
しかし、毎日の家庭の食卓は、栄養補給だけのためにあるわけではないと思うんです。
パパとママが肩の力をちょっとだけ抜いて、頑張りすぎない、楽しくてにこにこ笑顔があふれる心地よい食卓を想像してみませんか?
Contents
教科書よりも「心の成長」を大切にしたい
世の中にはたくさんの生き物たちがいますが、誰かと一緒に食べること・食事をする時間に楽しさや喜びを感じることができるのは、人間だけと言われています。
大きくなってもお誕生日には、その人の笑顔を想像しながら大好きなものをたくさん並べて、かわいいケーキを囲んでお祝いをする。
試験の前の日にはかつ丼で願掛け!
そんな食卓を通して、栄養を補うだけでなく、みんなの心を通わせる場として大切にされるのも、心地よく楽しい食卓があってこそですよね☆
だからこそ、幼児期の食卓で大切にしたいことは、「食べる」ことを通して幸せ・楽しい・心地よい、と「心が満たされる」という感覚ををたくさん感じさせてあげることだと思っています。
「毎食の栄養を考えて作っているんだから、残さず食べさせなくちゃ!」
その気持ち、よーくよーくわかります。
私にだってつい「早く食べなさい!」と口にしてしまうこと、よくあります。
ですが、教科書通りの食卓を目指さなくても、そんなにかたく考えすぎなくてもいいんです。
子どもの心の成長を大切にすることを考えれば、きっと家族の食卓は今よりもっと笑顔あふれるハッピーな場所になるはずです。
頑張りすぎない5つのポイント
教科書通りにならなくてもいい
一般的な育児書にある月齢に合わせた食事内容は、あくまでも参考程度に!
その子の食事量や食べるペースは、生活習慣や運動量、体質によってもひとりずつ違って当たり前。
我が家でも、明らかにお姉ちゃんより、妹ちゃんの方がずーっと食欲旺盛!
教科書にとらわれすぎず、その子に合った、一食一食を楽しめる食事のありかたを考えてみましょう。
「正しさ」よりも「楽しさ」を大切にしたい
確かに子どもの手づかみ食べや遊び食べは、後片付けもちょっと大変。
せっかく作ったごはんも食べてもらえないとちょっと悲しくなってしまいます。
ですが、何をどこまで「正しい」とするかは、考え方次第です。
子どもの手づかみ食べや遊び食べは子どもの成長の中でとっても大切な過程ですし、国によっては手づかみで食べる文化を持つ国もあります。
形にこだわり過ぎず、パパとママがもう少しだけ柔軟な気持ちで、食事の時間から「楽しさ」を感じられる工夫をしてみましょう。
苦手食材も定期的に食卓へ
幼児期は「好き嫌いをなくす時期」ではなく、たくさんの食材や味に「出会う時期」だと思っています。
この時期の子どもは、食材の味がどうこうではなく、気分で食べたい・食べたくないということのほうが多いように感じます。
無理にでも食べさせようとすると、その食材との出会いは子どもにとって不快なものになってしまいます。
慣れない味や初めての味を嫌がるのは、子どもにとって危険なものを受け付けないようにするための自然な反応。
なんとなく好き嫌いをしているように感じることもあると思いますが、何かのタイミングで急に食べられるようになったり、いずれ大好物になることも!
成長とともに食べられるようになることも多いので、定期的に食卓に並べることを心がけ、パパやママがおいしそうに食べる姿を見せながら、気長に見守りましょう。
食卓では「楽しかった」の笑顔があふれる記憶を残す
食卓は厳しいしつけの場ではなく、家族が集まる楽しい場所にしたいですよね。
大人になってもあたたかい思い出に残るのは、ひとりで寂しく迎える食卓ではなく、大好きな人たちと笑顔で囲んだ食卓だと思います。
そんな記憶は、きっと子どもが成長してからもあたたかい記憶として残るはず。
「おいしいねー」
「たのしいねー」
「いっぱいたべたね」
「えらいね」
「ありがとう!」と、楽しく笑顔になれる言葉をたくさん並べてあげることも心がけたいものですね。
けど、やっぱり気になる栄養バランスは?
毎食栄養のバランスを考えて食材を選ぶことはけっこう難しいものです。
しかもそれを残さず食べてもらうことも、やっぱり難しい・・・
だから、1食・1日で考えず、1週間~1ヶ月の長めの単位で考えてみましょう。
必要な栄養を1日3食の中だけでバランスよく補おうと思うと、子どもにとってもママにとってもストレスになりがち。
「今日は野菜が少なめだったから、明日は野菜中心にしよう。」とか
「最近お肉が多めだから、来週はお魚を多めにしようかな?」とか、長いスパンでメニューを考えるようにしてみてはいかがですか?
また、パパやママの苦手な食材は登場する頻度が少なくなりがちです。
そこも考えてメニューを調節するようにしましょう。
まとめ
子どもの「ありがとねー!ママおいしいねー!」の笑顔がどんなにうれしくて幸せな気分になることか♡
それは、きっと一緒に食卓を囲む子どもも同じはず!
パパとママがイライラして迎える食事の時間は子どもにとっても窮屈で、食事の味なんてわからず、とてもつまらない時間になってしまいます。
しつけやマナーを教えるのはもう少し大きくなってから☆
子どもが自分から「食べたい!」「楽しい!」と思えるようなサポートをしてあげることのほうが、ずっと効果的だと思いませんか?
ゆでた野菜や納豆など、簡単なおかずであったとしても、子どもにとって最高のごちそうはパパとママの笑顔です☆
簡単なお手伝いをさせたり、スーパーで一緒に食材を選んだり、プランターで野菜を育ててみるのもステキ!
子どもが日常的に「食」にかかわるシーンを増やしてあげることも、楽しいごはんタイムをつくるきっかけになりますよー☆