新聞紙は遊びのスペシャル素材!1歳になったら「紙」で知育・脳育!
「指先は脳のアンテナ」といわれるほど。
10本の指は脳の運動野の中で大きな領域を占めているそうです。
そこで今回は超万能「新聞紙」を使って、順序立てて考えるための基礎をつくる「紙遊び」について考えてみました。
1歳になったら、毎日でも遊びたい!
新聞紙を使って、簡単にいつでも楽しめちゃう、発想力・想像力を養う「紙遊び」をご紹介します。
紙は子供の手にかかれば、ボール・雪・飛行機・ふとん・お皿、大人が想像もできないようなものに変身します☆
子どもは遊びの天才ですね!
Contents
手を動かすことの重要性
手を動かすと、こんなに脳は働く!
目の前にある物を、どんな形で遊ぶかを考えながら作業をすることで、手を上手に使えるようになっていきます。
物を作るためには、どうやって作ろうか?と、自分で順序立てることができるようになります。
自分で作ったものを使って、どうやって遊ぼうか?と考えることを繰り返します。
そして、自分がこれから必要とするものを、自分で作ろう!という、発想力・想像力が身に付きます。
そのために、子どもの脳は、こんなにたくさん働いているんです☆
考える
何をつくろう?どうやってつくろう?どのくらいの大きさにしよう?
子どもなりに頭をフル回転させながら、目の前の作業に取り組みます。
手を動かして作る
手先の感覚を養うことにつながります。
私たちは物を見て自然とつかむ感覚や、力の強さを表現することができます。
ですが、そこにある物と初めて出会った赤ちゃんや子どもにとってはすべてが初めての経験・感覚。
実際に物に触れることで、指先の感覚や力の強弱を覚えていきます。
手で感じる
冷たい・あたたかい・かたい・やわらかいなど、手で感じる分野は言葉では表しきれないほど広いものです。
今触れているものがなにか?
そこにある物を「見て」感じるのと、「触って」感じるのとでは、大きな違いと経験が生まれます。
記憶をつかさどる
これはなに?どんな形?どんな色?何に使うの?どうやって使うの?
と、自分の記憶をつかさどるスイッチになります。
新聞紙で「紙遊び」
1枚の新聞紙を渡してみる
そっと紙に触れることからのスタートになるでしょう。
触ることに慣れて、クシャっとし始めるかもしれませんし、指先だけでなく、顔を近づけたり、においを嗅いだりするかもしれません。
紙と触れる感覚を感じさせてあげましょう。
目の前で紙を破って見せる
片手で紙を持ち、もう片方の手で紙を破きます。
そのとき、両方の手が別の動きをしなければ紙を破きことは出来ないことを学びます。
また、紙には破きやすい向きなどの特性があることも教えてあげたいので、破き方・破く方向などもよーく見せて、真似をさせてみましょう。
片手で紙をギュッと握り、もう片方の手を動かしながら破きます。
次第に、親指と人差し指を上手に使って、つまんで破くことができるようになるでしょう☆
目的を考えて破る
上手に破くことができるようになったら、細長く破ったり、○・□・△など、お手本と同じように破くなどの変化をつけましょう。
赤ちゃんにとって、細長く破ることや形をつくることは、大人が想像する以上にたくさんの身体と頭を使う難しい作業です。
初めは新聞紙の端にちょっとだけ切れ目を入れてあげたり、パパとママも子どもが楽しめる工夫をしてあげることも大切になりますね☆
このひと手間で、子どもの作業効率や気付きは、グンと変わります。
道具を使って組み立てる
そして、テープ・のり・ホッチキスなどを使って、張り合わせてみます。
長いヒモをつくったり、それをクルクルとねじってみたり。
ヒモの長さを変えることで、小さな輪っかや大きな輪っか、指輪からネックレスまで、同じものが様々な形に姿を変えることを教えます。
つくった輪っかにヒモを通すことは、目と手を同時に使う訓練にもつながります☆
新聞紙で「ボール遊び」
「紙」を丸める動作を見せる
新聞紙・紙・ティッシュ・トイレットペーパーなど、両手を使って「紙」をまるい形にしていく動作を見せます。
赤ちゃんがマネっこできるようになってきたら、小さな丸や大きな丸、変化をつけてみます。
ボールをつくる
新聞紙一枚を丸めて大きなボールをつくるのもいいでしょう。
軽くて赤ちゃんでも持ちやすく、ゆっくりとコロッと転がる立派なおもちゃになります。
成長に合わせて、ちょっと大きくてかたいボールをつくってみるものいいですよね!
まるい形ができたら、少しずつ水をつけながら形を整えてかたくしていきます。
その作業を繰り返すことで、大きなしっかりとしたボールが完成!
つくったおもちゃを使った遊びを考える
まず、転がしたり蹴飛ばしたりして遊ばせてみましょう。
キレイなまるになればコロコロを転がりますし、デコボコなまるになるとなかなかスムーズには転がりません。
それも手づくりのいいところ!つくる楽しさを教えるきっかけになります。
ボールを転がすことで、強さやタイミングなどを覚えます。
ボールを蹴ることで、足の感覚とともに、歩く練習やバランス感覚が養われます。
ボーリングのように、目標物をつくるのもいいですね☆
ただ物をつくるのではなく、つくったもので遊ぶことで、役にたつもの・道具をつくることを覚えていきます!
まとめ
生後半年くらいから赤ちゃんは、新聞紙やティッシュをクシャクシャと音を立てて丸めたり、振り回して遊びます。
新聞紙(紙)は、子どもが自分の思ったままに丸めたり、破いたりすることのできる、子どもにとっては楽しさのたくさん詰まったスペシャルな素材です。
そして、成長に合わせてどんどんと遊び方の変化もみられる、万能素材です!
成長とともに、セロテープ・のり・はさみ・色・素材の変化などを組み合わせながら、長―くあきずに遊ぶことができ、たくさんの成長を得られる「紙遊び」!
物事を順序立てて考える力や、道具(もの)をつくることの楽しさなど、幅広い能力を養うことにつながる「紙遊び」。
とっても簡単で、誰でもすぐにチャレンジできます!
ぜひ家遊びの一つに加えてみはいかがですか☆