赤ちゃんの平熱はどうして高いの?ちゃんと知りたい体温とはかり方!
「赤ちゃんの平熱って、大人より高いよねー。」というのは、ママになると自然と身に付く情報のひとつ。
では、その理由は?
いつもふわふわで、何となくほっこりと温かい赤ちゃんの身体は、ふと熱っぽく感じて心配になったりすることもありますよね。
「痛いよ。苦しいよ。つらいよ。」を言葉で伝えることのできない赤ちゃんにとって、体温は健康状態を知らせるための大切なサインのひとつです!
Contents
赤ちゃんの平熱ってなに?
身体にトラブルのない、ふだんの体温を『平熱』といい、36.5~37.5℃くらいが一般的
健康なときの体温のことで、一般的には大人より少し高めの、36.5~37.5℃くらいが赤ちゃんの『平熱』と言われています。
大人だと「ちょっと微熱かな?」と感じる高めな体温も、赤ちゃんにとっては平熱の範囲内なので、心配はいりません。
逆に、平熱が36℃以下と低い場合、元気に活動できなくなってしまうこともあるようです。
平熱は、生まれつきの体質や、生活習慣も関係しています。
平熱が低いように感じる場合には、早寝早起きをはじめ、規則正しい生活リズムと適度な運動を心がけ、体温調節に大切な自律神経の動きを整えてあげることが大切です☆
平熱が高いのはなぜ?
赤ちゃんの平熱が高いのは、大人と比べて代謝が活発でエネルギーが大きいから
赤ちゃんの体重は、生まれてから1年で約3倍になります!ビックリ
臓器・血液・皮膚・骨などをつくるため、また身体を頑張って動かすために、小さな身体を一所懸命使うため、たくさんのエネルギーを使います。
小さな身体から大きなエネルギーを作るため、栄養素をエネルギーに変える代謝がとても活発になるため、赤ちゃんの体温は大人より高めになります。
平熱(代謝エネルギー)が大人と同じくらいになるのは、10歳くらいだそうです。
体温の変化
環境による体温の変化は?
暑さや寒さなど、環境によって大人より体温が変化しやすい
人は自然と体温を一定に保つように身体の仕組みがつくられてはいますが、赤ちゃんの場合は、大人に比べて体温調節の機能が未熟なため、外気温や風の影響を受けて、体温が変化しやすくなっています。
例えば、暑い夏場のベビーカーやチャイルドシートでの移動時には、大人が感じている以上に赤ちゃんは暑さの影響を受けて体温が上昇し、気が付くと驚くほどの汗をかいていることがあります。
また、体温の上昇は、激しく泣いた後などにも見られます。
逆に、気温や室温の低下によって、体温が低下することもあります。
そのため、汗をびっしょりかくほどの体温の上昇のあと、涼しい場所へ移動して体温が下がるなど、急激な体温の変化がある場合には、十分に注意するようにしましょう。
眠くなると手足が温かくなるのはなぜ?
人は眠っている間、体温を下げて身体を休めています。
眠くなると、身体の体温を下げるために、手足の血流を増やすことで熱を外に出そうとするそうです。
そのため、眠くなると手・足・頭などが温かくなり、オヤスミのサインのように感じるわけですね。
この現象は、大人にも同じようにみられるものです。
『平熱』を知ろう!
赤ちゃんは、まだ体温調節が上手にないため、小さな環境の変化でも、赤ちゃんの体温に大きな変化が出てしまいます。
そのため、1度や2度の検温では、赤ちゃんの平熱を知ることはできません。
赤ちゃんの『平熱』を知るためには、毎日同じ条件でのもとで、1日数回の検温を1週間ほど続けましょう。
また、平熱は「37℃前後!」というくらい、大まかな確認ができる程度で大丈夫です。
正しい体温のはかり方
横になった状態のまま検温可能であれば、仰向けに寝た状態で。
自分で動けるようになっている赤ちゃんの検温の場合、寝た状態のままでは難しいため、抱っこしてた状態ではかるようにしましょう。
汗をふく
汗が付いている状態では、正確な検温ができません。
脇の下の汗をしっかりとタオルなどでふき取ってから、脇に体温計をあてます。
体温計をあてる
体温計の先端部分が、わきのくぼみの真ん中に当たるように。
下から斜め上へ押し上げるように差し込みます。
脇をしめる
脇をしっかりと締める。
より正確にはかるために、脇の下に挟んだ体温計を、腕ごと押さえるようにします。
また、手のひらを上に向けることで、よりしっかりと脇が締まります。
いつはかる?
1週間毎日・1日2回決まった時間にはかる!
はかる時間帯に、絶対!という約束はありませんが、毎日同じ時間帯に、できる限り同じ環境ではかるように心がけましょう。
おすすめの時間帯は?
・起床時(目が覚めて活動を始める前)
・就寝前(眠ってしまった後は体温が変化してしまう可能性があるため、布団に入ったらすぐ)
授乳・食事・外出・運動・入浴などの後は、体温が上がってしまうため、検温の時間としてはおすすめできません。
まとめ
大人の平熱が人それぞれ違うように、赤ちゃんの平熱も1人1人違い、育児書などにある平熱は、あくまでも目安です。
まず、我が子の平熱をしっかりと知らなければ、赤ちゃんからのサインに気づいてあげることはできません。
健康状態を判断する上で、また予防接種などの際にも、とても重要になってくる『平熱』!
きちんとした体温のはかり方と、我が子の平熱をしっかりとわかっていれば、いざという時に頼れるママで居られること違いなし☆
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