あせもの原因は?プレママ&新米ママ必見!悪化してからでは手遅れ?
汗をかきやすい季節がやってきました。
そんな季節に赤ちゃんの肌トラブルとしてダントツで多いのが『あせも』!
日本の夏は暑いだけでなく湿度も高いため、汗っかきな赤ちゃんにとってはちょっと過ごしにくい季節。しかし、あせもは夏に限った肌トラブルではなく、冬にも多くみられる症状です。
症状と原因をしっかり理解して、早期発見であせもは自宅でもかんたんにケアできます。
あせもは早期発見が大切な理由とは?
赤ちゃんからのあせものサイン
〇汗をかいたあと、かゆそうにしている
〇汗をかきやすい、くびれ・生えぎわ・背中などに赤いプツプツが出ている
あせもの症状は?
特徴:赤いプツプツ・かゆみ
くびれた部分・頭・首まわり・背中・おむつでむれやすい部分など、汗をかきやすく乾きにくい部分に、同じ大きさの赤い小さなプツプツとした発疹ができた状態が『あせも』です。
また、チクチクとしたかゆみを伴います。
汗をかいたり、患部がこすれることによってかゆみが増すため、自分で手が届くようになると、かきこわしてしまうことで、症状を悪化させてしまうケースも出てきます。
小さな白い水泡の中心が透き通った水晶疹ができる(自然消滅)
↓
うっすら赤みが出て、かゆそうにしている
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赤い小さなプツプツ(発疹)が出ている(弱いステロイド外用薬)
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肌表面をかきこわしてしまうと、グチュグチュと化膿して、傷みを感じるようになる(医療機関へ!)
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かきこわした患部から細菌(黄色ブドウ球菌)が入ってしまうと、「あせものより」や「とびひ(伝染性膿痂疹)」になることがある
・あせものより…熱が出たり、リンパ節が腫れることもある
・とびひ …小さな水ぶくれが突然現れ、菌によって増えるため、触った個所から全身に広がる
あせもはなにが原因?
汗腺(汗を出す線)の出口に汗がたまり、炎症おこしてしまうことが原因
人は大量に汗をかくことで、皮膚がふやけて汗の出る穴をふさいでしまいます。
行き場をなくしてしまった汗が皮膚の内側にたまることで、炎症を起こすことが『あせも』の原因です。
びっくりすることに、こんなに小さな体ながら、赤ちゃんの汗腺の数は大人と同じ200万~250万個!そのため、新陳代謝が激しく、体温も高めなうえ、発汗でしか体温調節のできない赤ちゃんは、大人の2~3倍の汗をかきます。
そして、まだ汗腺の出口もしっかりと開ききっていないため、汗がたまりやすく、『あせも』ができやすいと考えられます。
病院へ行く目安は?
部分的に赤い発疹が出る程度のあせもの場合は、自宅でのスキンケアで治すことが基本です。
しかし、あせもの面積が広い場合や、かゆみが強いように感じる時には、早めに皮膚科へ受診するようにしましょう。
非ステロイド・弱いステロイド薬の軟膏の処方が一般的です。
細菌によって化膿してしまった(あせものより・とびひ)場合には、出来るだけ早く受診することをおすすめします。
細菌感染がある場合には、抗菌薬入りのステロイド軟膏、症状のひどい場合には飲み薬を合わせて処方されることもあり、薬を使うことで4日~1週間ほどで症状は落ち着くことが多いようです。
いずれにせよ、可愛いキレイな赤ちゃんの肌に、傷あとなどを残すことのないように、早期発見!早期治療を心がけましょう。
まとめ
あせもは早期発見、早期治療が大切になります。
早くケアをはじめられることで、自宅で簡単に治すことが可能です。
しかし、「あせもできちゃったねー。すぐ治るだろうから、とりあえずこのままでいっか。」と放置しり、乳幼児の場合、寝ている間などに無意識にかき壊してしまったりすることで、悪化させてしまうことが心配です。
あせもは目に見える形で表れても、初期はかゆみを伴わないため、子供が気にし始める前にみつけてケアしてあげることも可能です。
症状が悪化して、熱が出たり痛みを伴う前に、そしてキレイな肌に傷あとを残す前に、早めにケアしてあげられるよう、夏の汗をかきやすい時期はとくに、日々の生活の中で気にかけてあげるようにしましょう。
次は自宅での『あせも対策とケア』について考えたいと思います。
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