赤ちゃんの病気を早期発見!日常的に気にかけたいチェック項目とは?
たとえ同じ病気であっても、症状の出方・重さ・軽さ・期間などは、赤ちゃんの体質や生活環境、ストレスの感じ方など、さまざまな要因によって変わってきます。
だからこそ、日常的にそばにいるパパやママの、「なんだかおかしいな?」という感覚がとても重要になります。
パパやママの観察力と注意力には、どんな情報サイトも解説書もかないません。
子供の異変に少しでも早く気づき、上手に受診できるよう、普段の生活をしっかりと把握しておきたいものです。
熱
一般的に子供の平熱は大人に比べると少し高めと言われています。
平均的には37度前後くらいでしょうか。
ですが、子供によって個人差があるため、元気な日にも普段から熱を測る習慣を取り入れておくといいでしょう。
医学的には38度以上の状態を「発熱」としています。
生後3ヶ月未満の発熱は、重度の病気の可能性があるため、早急に病院へ!
食欲
発熱をはじめ、腹痛、のどの痛み、口内炎など、さまざまな症状が食欲にあらわれます。
明らかに食欲が落ちていて、元気もない様子であれば、早めに受診したほうが安心です。
機嫌
体調を言葉で伝えることができない赤ちゃんにとって、ご機嫌かどうかは、健康状態を知るためのとっても大切なサイン!
なんとなく様子がおかしい、機嫌が悪いという場合には、食欲や熱の様子も観察しながら、早めに受診しましょう。
うんちの様子
赤ちゃんの便には、食べたものや体調がとっても良くあらわれます。
特に便の色には十分に注意をし、いつもと違って気になる場合は、スマホなどで撮影して、早めにかかりつけ医に相談しましょう。
白:ロタウィルス性胃腸炎・胆道閉鎖症などの可能性
黒:内臓出血の可能性
赤:内臓出血・食中毒・腸重積などの可能性
おしっこの様子
日ごろから、おしっこの量と回数を把握しておくようにしましょう。
熱い時期に特に心配なのが脱水症状。
普段に比べて、明らかに量が少ない場合は脱水を起こしかけている可能性があるため、飲物はこまめに与えるようにしましょう。
吐き気
嘔吐から始まる代表的なものに、冬に流行するロタウィルス・ノロウィルスによる急性胃腸炎などがあります。
嘔吐が長く続く場合、髄膜炎の可能性もあるため、至急受診しましょう。
口の中の状態
赤ちゃんの病気には、大人と同じくのどが痛んだり口内炎ができるものもあります。
よだれの量が明らかに増えたり、離乳が進むと固形物が見込めないような様子が見られる場合、のどが痛い可能性があります
皮膚の状態
湿疹や発疹が出ていないかの異変に対して、普段からよく見るように心がけましょう。
皮膚がシワっぽく、つまめるほどになってしまった場合、脱水の可能性があるため、至急受診しましょう。
睡眠の様子
睡眠が十分に取れているかどうかは、朝目覚めた時の機嫌から判断するのが一般的です。
朝から機嫌があまりよくなかったり、睡眠時間が足りないようであれば、生活リズムを見直す必要があります。
まとめ
赤ちゃんの異変や、病気の兆候に気づいてあげられるのは、日常的に接しているパパやママです!
赤ちゃんを診断する際「診察や検査から得られる情報は2割程度にすぎず、残りの8割はパパやママさんからの情報がもとになって、診断結果が出る」と言うお医者さんもいるそうです。
赤ちゃんの病気は、急に悪化するケースも少なくありません。
さっきまで、いつもと変わらず元気に走り回っていたのに・・・急にグッタリ、しまいには大泣きなんてことも。
「このくらいなら明日でも大丈夫かな?」などの素人判断は危険です。
生後は早いうちに、近所でいつでもすぐに頼れる開業医「かかりつけ医」を見つけておくようにしましょう。
かかりつけ医選びは「話をよく聞いてくれるかどうか?」がポイント!
日ごろから、平熱・食欲・機嫌など、しっかりと把握したうえで、今回あげた項目を日常的にチェックするようにしましょう。
そうすることで、赤ちゃんの異変に、早めに気づいてあげることが出来るでしょう☆