動物園で免疫力がアップするって本当?動物園デビューはいつから?
「赤ちゃんを動物園に連れていくと、免疫がついてアレルギーになりにくい!」
そんな話を聞いたことがある方も多いのでは?
かという私も、妊娠中から何度となく聞いていたもので、我が家の動物園デビューは生後4ヶ月でした。
生き物や自然と触れ合うことは、子供のワクワクやドキドキする心を育みます。
動物園は、赤ちゃんから大人まで、みんなが楽しめる定番スポット☆
免疫力アップのうわさはどこから?
2008年11月23日に放送された、NHKスペシャル『病の起源 第6集 アレルギー ~2億年目の免疫異変~』がうわさの出どころのようです。
この番組内で、
・南ドイツで、農家と非農家のホコリから「エンドトキシン」と呼ばれる細菌成分の量を調べたところ、それが多い農家の家庭で育った子ほど、花粉症と喘息を発症しなかった
・乳幼児期にエンドトキシンにさらされることが少ないと、免疫システムが成熟せずアレルギー体質になりやすい
・エンドトキシンの最大の発生源は家畜のフン
と、説明されていました。
よって、乳幼児期にエンドトキシンの発生源に近づけることを目的として、ママたちに話が伝わった結果・・・
『赤ちゃんを動物園に連れていくと、免疫がついてアレルギーになりにくい!』となったわけです。
その他の情報源
先ほどの「エンドトキシン」以外にも、
・ペットを飼う家庭で育つと、感染症や呼吸器疾患にかかるリスクが減る
・都会育ちの子はアレルギー体質の子が多く、田舎育ちの子はアレルギー体質の子は少ない
・無菌では免疫力は養われず、雑菌の多い環境に慣れるほうが病気になりにくい
など、動物との接触や生活によって、免疫力が変わるという話は多く耳にします。
動物園デビューはいつから?
【2ヶ月~小学校就学ころ】
これらの情報を踏まえて、番組内での「乳幼児期」という言葉から考えてみました。
乳児:出生から満1歳未満
幼児:乳児期満了(満1歳)から学齢(小学校就学)まで
・上記のように児童福祉法で定められていること
・産院で「生後1ヶ月くらいは自宅での生活を」と話を聞くこと
・動物園へ行ってはいけない時期が定められていないこと
これらから、赤ちゃんが外出できるようになる【生後2ヶ月】から、動物園デビューは可能であると考えます。
もちろん、首がすわらない時期は、長時間の車や電車での移動をはじめ、園内を長時間歩き回ることは、赤ちゃんにとってもパパやママにとっても、楽なものではありません。
そのため、それぞれのご家庭に合ったスタンスで、動物園デビューの計画を立てましょう。
過度な除菌はNG!
数回、動物園に連れて行ったくらいでは、免疫力のアップに直接影響はしない。
という専門家の話もあるようで、動物と一緒に暮らしたり、動物園の中に住むくらいの接点を持たなければ、免疫力のアップの期待は難しいというのが現状のようです。
ですが、いままでの情報から考えると、子育てをしていくうえで除菌!除菌!となり過ぎなくてもいいのでは?という結果につながりました。
今は、どこに行ってもなにからなにまで「除菌」という生活が当たり前になりつつありますが、子供には適度に汚れて、自然の中でのびのびと、力いっぱい成長してほしいものです。
まとめ
赤ちゃんを動物園に連れていくことで、免疫力がアップする!
というのは、少し大きく期待しすぎているようで、「動物園にたくさん行って、アレルギーにならなかったらラッキー☆」くらいの考え方のほうがよさそうですね☆
子供のために、動物園に連れて行かなくちゃ!とか、〇〇をしてあげなくちゃ!
という目的ではなく、子供と一緒に動物や自然に触れ合うことや、同じ時間をいかに楽しく過ごすか ?そのほうが何倍も大切な意味のように思いました。
動物園には、動物の名前、におい、音、景色など、脳を刺激する新しい情報がいっぱい。
子供と一緒に、パパやママも思いっきり楽しみましょう☆