抱っこの不思議!スキンシップの意味を知ることで抱きしめ方が変わる
『抱っこ』する。
という言葉には、身体を抱きしめるという意味と、心を抱きしめるという2つの意味があるように思います。
大切なのは、なにより相手に気持ちが伝わってこそ意味があるということ。
泣いていたら抱きしめる。
ですが、それはただ身体を抱きしめるのではなく、その泣いている心に寄り添ってあげること、それが心を抱きしめることとの2つの意味を成すのではないでしょうか?
新しい命を授かったその時から、当たり前のようにしている『抱っこ』には、改めて考えると、とても深い意味がありました。
次に子供に触れる時には、今までと違った新しい抱きしめ方ができるかもしれません☆
抱っこは本能的欲求
赤ちゃんにとっての抱っこは、「お腹がすいた」「おっぱいが飲みたい」「眠い」などと同じように、本能的なものだと考えられています。
また、抱っこから受ける「皮膚感覚」は、気持ちの安定などに大きな影響を与えるうえに、幼いころの皮膚感覚は脳の深い部分に、生涯残ることが科学的に証明されているそうです。
「誰に触られるか」が重要
赤ちゃんは、生後6・7ヶ月頃から、くすぐったいという感覚を覚えるそうです。
そこで、「くすぐり」から考えるとわかりやすい。と、書籍で読んだことがあります。
脇の下をくすぐることを考えてみてください。
自分で触っても、くすぐったいとは感じません。
知らない人に触られたら、笑うどころか、恐怖を感じます。
ですが、大好きな人だったら、きっと笑顔がこぼれるはずです。
これは、相手との「親密さ」が関係しているようです。
また、幼いころからとても厳しくしつけたり、強い緊張を感じ続けると、皮膚感覚はこわばり、くすぐっても笑えない子に育つこともあるそうです。
どのくらい抱っこするの?
1日最低1時間以上を、ひとつの目安としているそうです。
もちろん、それは1回の抱っこで1時間というわけではなく、何回かに分けてでもオッケーです。
抱っこでお散歩したり、膝の上で絵本を読んであげたり、ベビーマッサージをしてあげたり、時にはぐずっている姿に丁寧に付き合ってあげる。
そんな、スキンシップを取る時間を大切にしましょう☆
「痛いの痛いの飛んでいけー」の魔法☆
幼い頃から、どこかで1度は耳にしたことがあるのでは?
子供が転んだり、どこかにぶつけて痛がってるとき、「痛いの痛いの飛んでいけー!」と、痛い部分に触れる行動。
私自身も、つい口にしています。
ですが、これは子供の意識を患部からそらす、という意味で大正解!
これは、痛みや皮膚感覚を伝える神経系から考えて、科学的にも正しい行為だそうです。
是非お子様にも試してみましょう!
まとめ
最近、子供との自然な身体の触れ合いが確実に少なくなっているように感じます。
新しい家族を迎えるにあたって、ベビーカーの用意をする家庭も多いのでは?
デパートなどでも子供用に様々な種類のカートが用意されていて、ずいぶんと大きなお子様まで喜んでカートに乗る姿をよく見かけます。
確かにとても便利で、私もつい子供がおとなしくしてくれるなら、喜んでくれるなら・・・
と、乗せてしまうことがあります。
ベビーカーやカートに乗ってぐずっていても、抱き上げることもなく、言葉やケータイ、お菓子などでなだめようと必死なパパやママを見かけることも少なくありません。
また、家事をするとき、赤ちゃんをおんぶしていますか?テレビやおもちゃに頼っていませんか?泣いたら赤ちゃんの気が済むまで、抱っこしていますか?
自然な肌の触れ合いには、本当にたくさんの意味があると思います。
それは子供にとってだけでなく、大人の私たちにとっても、とても大切な時間になるはずです☆